::: プロデューサー日記 :::
山下 治城
Haruki Yamashita
チーフ・プロデューサー
チーフ・プロデューサー
鳥取県 倉吉市
■趣味
舞台を見る。映画(ドキュメンタリーからアニメーションまで)。読書。
■座右の銘
大局観とディテイル
■尊敬する人
宮崎駿
■好きな食べ物
カレー・ラーメン・寿司・蕎麦
■プレイスポット
劇場&映画館
■チャームポイント
ものを見る、まなざし。
■一番大切なものは?
自分に正直であること。
■休日何してる?
舞台鑑賞・映画鑑賞・料理
■好きなCMは?その理由は?
サントリーローヤル「ランボー」篇 学生時代に見た、このCMがきっかけで、僕はこの業界に入った。
■どんなPrになりたい?
矜持をもった人間として生きていきたい。
【代表作品】
◎エステー化学:消臭力
◎三井住友海上火災:企業
◎総務省:参議院選挙
◎レダ:プチシルマ シリーズ
新着投稿
ブックマーク

2008/07/25 - 09:12
「崖の上のポニョ」2008年日本(@ワーナーマイカル妙典) 趣味の周辺。
夏休み、こどもがたくさん居る。地元のシネコン。
公開されてから間もないからかもしれないが、
なんと!朝の8時半から上映が行われている。
こどもたちは6時半からラジオ体操をして?
帰って来て朝ご飯を食べてから映画館に来ても十分に間に合う時間。
この映画館は拙宅から徒歩数分の場所にある。
しかし、めったに足を運ぶことはない。
普段は、主に都心の映画館で見る。
場所柄家族連れが多い。
というかこの映画だから子供と一緒に来ているのだろう。
昔の「東映マンガまつり」のような。
そういえば東映動画が宮崎駿の原点である。
小学校のときに鳥取県の倉吉の映画館でみた東映アニメの
「長靴をはいた猫」は今でも強く記憶に残っている。
そこからずーっと、宮崎駿の作品とともに大人になっていった。
水中の様々な生物が息づいているシーンから始まる。
海の中の多様な環境がアニメーションで表現されている。
今回、ジブリが宮崎駿が挑戦したのが、
どれだけ手書きアニメを動かすことが出来るのかを
ストイックに突き詰めた作品と言えるだろう。
細部に至るまで様々なオブジェクトが柔らかくたゆたいながら動いている。
カタチが変容しながらたくさんのものが
動いているということは創造するだに、大変な作業である。
ある種の忍耐と時間をかけて
人生を削りながらアニメーションに命を吹き込んでいく作業の結果が出ていることが
映画を見ると良くわかる。
そのアニメーションに対する情熱を感じてココロ討たれる。
ポニョは水中の棲みかを離れて一人広い世界へ。
そこで5歳の男の子ソウスケに出会う。
ソウスケのお母さんは近くのデイケアセンターみたいな施設で働いている。
そこには保育所が併設されている。
これを観ていると宮崎駿がいつも語っている
様々な問題がさりげなく表現されている。
海のゴミ問題。老いるということ、老人と子供が同じ環境に居るということ。
子供が持つ勇気。母親の勇気。そして父親とのつながり。
コミュニケーションの本質。自然の持つ優しさと脅威。
などなど。
様々な要素がエンターテイメントを通じて表現される。
すぐには効いてこないものなのかも知れないが
何かを感じるきっかけになってくれるのだと思う。
面白かったのは水の波の表現に関して。
宮崎はこの映画で大きな波をまるで大きなお魚の群れのように描いた。
自発的な運動体として波を描く。
この発見のことは以前オンエアーされた「プロフェッショナル・宮崎駿」に詳しい。
一枚の宮崎駿のイメージボードがこのようなダイナミックな絵になるのか!
というのが驚きである。
暴風雨の中、デイケアセンターからいったん、
崖の上の自宅にソウスケとお母さんがクルマで戻るシーンがある。
圧巻。
大きな波が襲い掛かる。と、その大きな波に乗って水しぶきをあげながら
その上を走るように滑るようにやってくる女の子がいる。
人間となったポニョである。
ここの表現を見るだけでも一見の価値はある!
個人的に最も感動したシーンは
自宅に居たソウスケが船の乗組員である父親と
光のモールス信号で交信するところ。
窓外を双眼鏡で見張っていたソウスケは
ついに父親の乗る船を発見。
そこで父子が照明灯をチャカチャカさせながら
モールス信号で交流する。
この映画には、携帯電話は一切出てこない。