::: プロデューサー日記 :::
山下 治城
山下 治城
Haruki Yamashita
チーフ・プロデューサー

■出身地
鳥取県 倉吉市

■趣味
舞台を見る。映画(ドキュメンタリーからアニメーションまで)。読書。

■座右の銘
大局観とディテイル

■尊敬する人
宮崎駿

■好きな食べ物
カレー・ラーメン・寿司・蕎麦

■プレイスポット
劇場&映画館

■チャームポイント
ものを見る、まなざし。

■一番大切なものは?
自分に正直であること。

■休日何してる?
舞台鑑賞・映画鑑賞・料理

■好きなCMは?その理由は?
サントリーローヤル「ランボー」篇 学生時代に見た、このCMがきっかけで、僕はこの業界に入った。

■どんなPrになりたい?
矜持をもった人間として生きていきたい。

【代表作品】
◎エステー化学:消臭力
◎三井住友海上火災:企業
◎総務省:参議院選挙
◎レダ:プチシルマ シリーズ




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2008/02/02 - 01:45

「明日の広告」佐藤尚之(@アスキー新書) 仕事の周辺



副題は、変化した消費者とコミュニケーションする方法。
佐藤尚之さんはインタラクティブコミュニケーションの世界で
有名な方である。
別名「さとなお」というペンネームで
面白いエッセイをたくさん書かれている。
「うまひゃひゃさぬきうどん」の面白さには本当にたまげた。
彼の主宰している。「さとなお.COM」は僕の愛読のブログである。
また、おいしい店リストもそのHPに併設されており
読んでいるだけで面白い。
その佐藤さんが、本業である広告の本を書いた。

ここで、佐藤さんはコミュニケーションデザイン
ということについて熱く語っている。
コミュニケーションデザインとは消費者の視線に立って
考えると自ずと見えてくる道筋を示してあげることだと佐藤さんは語る。
この本では「消費者」というワードを敢えて使われているのだが、
実際は「生活者」などと言うほうがぴったり来るのかも知れない。
そのことは、以前伺った、佐藤さん自身の講義の中でも語られていた。
「消費者」はこの広告に何を求めているのか?
どのように広告に接触するのが適切なのか?
表現を具体的に考える前に、まずこのことを考える。
まるで「生活者」を考える哲学みたいなことなのか?

「消費者」のライフスタイルが変わっているのに
広告が旧態依然としたキャンペーンを繰り返していても仕方がない。
彼らに合わせたキャンペーンの仕組みを考えていくのが
佐藤さんの言うコミュニケーションデザインの考え方である。

佐藤さんが衝撃を受けた過去のCMについて記述しているところがある。
サントリーローヤルの「ランボー」のCM。
砂漠のようなところで大道芸人のような男たちが
マーク・ゴールデンバーグの奇妙な音楽に合わせて芸を披露している。

ええええ!僕と同じだ!

と思った。
佐藤さんと同世代の僕は
大学3年生のときにこのCMに出会った。
そして広告業界を目指した。

また佐藤さんはこのようなことも語っている。
ネットを利用して個人の発信を始めてから、表現欲が満たされると、
CMの表現などで自己実現しようというような考え方はなくなり、
消費者に伝わる表現を作ることが最優先になった、と。

井上雄彦の「スラムダンク1億冊感謝キャンペーン」の下りは
何度聞いても感動的である。
「映像テクノアカデミア」の講座で聴き。
その後、番組になったDVDを購入し。
今回、本書で改めてことの顛末を読む。
毎回、感動と熱意が伝わってくる。
手間がかかってなかなか利益にならないものが、
人々の気持ちに深く届く、
そして最終的には、大きなキャンペーンになっていくという
幸福な事例である。

そこには感動がなければならない。
人の気持ちを動かすものを作らなければ人のココロには届かない。
というシンプルな真理がある。


投稿者 山下 治城 | この記事のURL | コメント()